厄年の後厄とは?本厄後も油断が危険な理由と2026年の正しい過ごし方
「本厄の1年間を大きなトラブルなく乗り切れたから、もう一安心」――そう胸をなでおろしている方にこそ、知っておいていただきたいのが「後厄(あとやく)」の存在です。神社仏閣の現場や厄年を経験した先人たちの間では、古くから「本当に警戒すべきは、緊張の糸が切れる後厄である」と語り継がれてきました。
厄年は前厄・本厄・後厄の3年間でひとつのサイクルを形成しており、本厄が明けたからといって即座に災厄のリスクが消えるわけではありません。2026年に後厄を迎えるにあたり、なぜ油断が禁物とされるのか、どのような過ごし方を心がけるべきなのか。後厄の意味や本厄との違い、厄払いの要否から男女別の早見表まで、不安を解消するための実践的な知識を徹底解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:後厄は「厄が徐々に薄れゆく期間」であると同時に、本厄の緊張が解けて心身の不調やトラブルが表面化しやすい警戒期です。
- 要点2:2026年に後厄を迎えるのは、男性が数え年26歳(2001年生)・43歳(1984年生)・62歳(1965年生)、女性が数え年20歳(2007年生)・34歳(1993年生)・38歳(1989年生)・62歳(1965年生)です。
- 要点3:後厄では無謀な新規事業や過度の暴飲暴食など「無理な行動」を控え、不安がある場合は年明けから節分前後を目安に神社・お寺でお祓いを受けるのが賢明です。
【基礎知識】厄年の「後厄」とは?意味と前厄・本厄との決定的な違い
日本の伝統的な風習である厄年において、災厄の波は単年だけで終わるものではありません。一般的に厄年は「前厄(まえやく)」「本厄(ほんやく)」「後厄(あとやく)」の3年間におよびます。
それぞれの時期には明確な意味のグラデーションが存在します。
- 前厄:厄が近づき、兆しが現れ始める「前兆の年」
- 本厄:厄の影響が最も強く現れやすく、最も慎重さが求められる「本番の年」
- 後厄:厄の余波が残り、徐々に運気が去っていく「引き潮の年」
後厄とは、文字通り「本厄の後に続く年」を指し、本厄で受けたダメージや歪みを修復しながら元の日常へと軟着陸させていくための移行期間です。「厄が薄れる時期」と聞くと安全に思えるかもしれませんが、本質は「まだ完全に厄が抜けきっていない状態」にあります。
期間の区切り方としては、旧暦に基づく「立春(2月4日頃)」を年の始まりとし、翌年の「節分(2月3日頃)」までを1年とする考え方が一般的です。そのため、1月1日の元日を迎えた瞬間に厄が明けるわけではない点には注意が必要です。
「本厄が終わったから安心」は危険?後厄が本当に怖い理由と続く体調不良の正体
「本厄は何事もなく無事に過ぎたのに、後厄に入った途端に大きな病気や怪我に見舞われた」という話は決して珍しくありません。なぜ後厄はこれほどまでに恐れられるのでしょうか。その背景には、心理面と身体面の両方に明確な理由が存在します。
最大の要因は「心理的な油断」です。本厄の期間中は誰もが「今年は厄年だから」と行動を慎み、健康管理や対人関係に細心の注意を払います。しかし、その1年を無事に乗り切った瞬間、張り詰めていた緊張の糸が切れてしまいます。その結果、不摂生や気の緩んだ判断を招き、思わぬ事故やトラブルを引き起こしやすくなるのです。
さらに見逃せないのが、年齢に伴う身体の変調(バイオリズムの節目)です。厄年の多くは、現代医学でいう生活習慣病のリスク急増期や更年期、社会的な責任の重圧がピークに達するタイミングと見事に合致しています。
本厄で蓄積した慢性的な疲労やストレスが、時間差を伴って後厄の年に「原因不明のだるさ」「長引く不調」として表出するケースが多発します。「厄のせい」と片付けるのではなく、心身のメンテナンスを促す警告サインとして受け止める視点が欠かせません。
【2026年最新】男女別の後厄・厄年早見表|数え年と生まれ年をチェック
厄年は古来の慣習に倣い、生まれた年を1歳とする「数え年(満年齢+1歳、誕生日前なら+2歳)」で数えるのが基本です。2026年(令和8年)に後厄を迎える対象者の生まれ年と数え年を一覧で確認しておきましょう。
| 区分 | 性別 | 数え年 | 生まれ年(西暦 / 元号) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 男性の後厄 | 男性 | 26歳 | 2001年(平成13年)生 | 社会人初期の転換期 |
| 男性 | 43歳 | 1984年(昭和59年)生 | 大厄(42歳)の後厄 | |
| 男性 | 62歳 | 1965年(昭和40年)生 | 還暦翌年の体調警戒期 | |
| 女性の後厄 | 女性 | 20歳 | 2007年(平成19年)生 | 成人の節目 |
| 女性 | 34歳 | 1993年(平成5年)生 | 大厄(33歳)の後厄 | |
| 女性 | 38歳 | 1989年(昭和64年/平成元年)生 | 30代後半の健康転換期 | |
| 女性 | 62歳 | 1965年(昭和40年)生 | 還暦翌年の体調警戒期 |
特に男性の数え年43歳(1984年生まれ)と女性の数え年34歳(1993年生まれ)は、一生の中で最も災厄に注意すべきとされる「大厄(たいやく)」の直後にあたります。公私ともに負荷が重なる世代であるため、とりわけ慎重な日常管理が求められます。
後厄で「やってはいけないこと」と日常を平穏に送るための注意点
民間伝承などでは「後厄には大きなライフイベントを避けるべきだ」という俗説が存在します。具体的には、結婚・転職・起業・住宅購入・引っ越しなどが挙げられますが、現代においてこれらを一律に禁止する必要はありません。
真に理解すべき「後厄でやってはいけないこと」の本質は、イベントそのものの実行ではなく、「焦りや見栄に基づいた無謀な決断」と「身体の過信」です。
- 衝動的な大勝負・無理な投資:運気が安定期に入る前の大きな賭けは、判断ミスを招きやすいため避けるのが賢明です。
- 健康診断の後回し:不調を感じながら「気のせい」と放置することは厳禁です。違和感があれば速やかに専門医を受診してください。
- 人間関係における感情的な衝突:疲労がたまっている時期は言葉がきつくなりがちです。周囲への配慮を怠らない姿勢が身を守ります。
後厄の理想的な過ごし方は「守りを固めること」です。これまでの生活習慣を見直し、規則正しい睡眠と食事を徹底する。身の回りを整え、次の飛躍に向けた基盤作りに充てる1年と位置付けることで、後厄はむしろ実り多い準備期間へと昇華します。
後厄の厄払いは本当に必要か?神社とお寺での厄除けの選び方と時期
「本厄でお祓いを受けたけれど、後厄でも再び厄払いに行くべきか」という疑問を抱く方は少なくありません。
結論から申し上げると、少しでも心に引っ掛かりや不安があるならば、後厄でもご祈祷を受けることを推奨します。厄払いは災厄を避ける儀礼であると同時に、「気を引き締め、無事に1年を過ごす」という強い意思表示となり、精神的な安定(安心感)をもたらすからです。
厄払いを受ける場所には「神社」と「お寺」の2つの選択肢があります。
- 神社(厄払い・厄祓い):神道の儀式に基づき、自身についた罪や穢れ(けがれ)、災厄を「祓い清める」ご祈祷を行います。
- お寺(厄除け):仏教(密教など)の教えに基づき、護摩祈祷などの炎や仏の力によって悪事や災難を「寄せ付けない」ように祈願します。
両者に優劣はなく、地元の氏神様や日頃から親しみのある寺社、厄除けで名高い霊場を選ぶのが通例です。ご祈祷を受けるタイミングとしては、元日から節分(2月3日頃)までに参拝するのが伝統的ですが、多くの寺社では年間を通じて厄払いの受付を行っているため、時期を逃した場合でも思い立った時に足を運んで問題ありません。
【厄年 後厄 と は】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:後厄の期間は具体的にいつからいつまでですか?
A1:一般的には、旧暦の考え方に従い「数え年を迎える年の立春(2月4日頃)から翌年の節分(2月3日頃)まで」とされています。ただし現代では、分かりやすく新暦の「1月1日〜12月31日」として案内する神社仏閣も増えています。あまり神経質になりすぎず、その1年間を通して慎み深く過ごす意識が大切です。
Q2:本厄で受けたお札やお守りは、後厄が終わるまで持ち続けて良いですか?
A2:授与品(お札やお守り)のご加護の有効期限は、原則として「1年間」です。本厄の間に授かったお札は、本厄の年が終わるタイミング(年末年始や節分)で授かった神社やお寺の「古札納所」にお返しし、感謝の意を伝えましょう。後厄の1年を守っていただくためには、新しく後厄用のお札やお守りを授かるのが正しい作法です。
Q3:後厄の年に家を建てたり、結婚したりするのは絶対に避けるべきですか?
A3:決してタブーではありません。人生の節目となる慶事は喜ばしいことであり、前向きなエネルギーをもたらします。ただし、慌ただしい準備による過労や、冷静さを欠いた資金計画には十分注意が必要です。事前に寺社で方位除けや厄払いのご祈祷を受けてから進めることで、精神的な安心感を得て前進できます。
まとめ:油断を手放し、心身を整えて後厄を乗り切るためのポイント
後厄は、決して過剰に怯えるための期間ではありません。本厄という嵐が過ぎ去った後に訪れる「凪(なぎ)」の海を、慎重に航行するための時間です。
「終わったから大丈夫」と過信するのではなく、この3年間で蓄積した心身の疲労を労わり、自身の生活習慣や人間関係を丁寧に整え直すこと。この冷静な内省のプロセスこそが、後厄を平穏に乗り切り、その後に訪れる新しい運気のサイクルを豊かにするための鍵となります。
不安がある方は寺社で厄払いを受け、心を清らかに整えたうえで、一日一日を丁寧に積み重ねていきましょう。 (出典: 厄年 後厄 と は(Yahoo!ニュース))